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技術系のメモと解説

LabView Student Edition

気力があるうちに、他の人にも役に立ちそうなメモを。今日はLabVIEW Student Editionについて。

LabVIEWとは

最近CQ出版でも取り扱っていたり秋月電子でもHome Edition (Student Editionと似たようなもの)を販売していたりと、個人の電子工作界隈でも使われはじめている「グラフィカル」プログラミング言語。データの流れを「配線」として表す独特のスタイルで、配線同士で演算を行うなどのブロック(VI: virtual instruments)を組み合わせてプログラムしていく。慣れると楽しい。また、GUIの構築も楽なので簡単なCOM通信プログラムなどはこれで作ってしまうと非常に簡単

値段と入手方法

学割で5000円くらい。

オンラインでも発注できるが、今回(といっても数ヶ月前)は大学生協で取り寄せてもらった。というのも、オンラインで発注すると自宅に届くのだが、配送日時が指定できないっぽいのが嬉しくなかったので直接受け取れる大学生協を利用。東大の場合、第一購買部のPCとかを売っている側のサービスカウンターでこれがほしいと言えば手配してもらえる。普通は在庫がないので、届いたらメールで連絡をもらうようにすると良い。また、今回失敗してしまったが、購入のタイミングは新しいバージョンが発売された後が良さそう。通常の研究室などにあるようなサイトライセンスではなく、買い切りのライセンスなので、新しいバージョンにアップデートすることはできない。Service Packも同様。(自分の場合、2017のライセンスで買ったので、2018はもとより2017 SP1にもできない)

インストール方法

普通にDVDでインストールしても良いが、LabViewの日本語環境がどうも慣れない(研究室が英語版を使っているので)。残念ながら、DVDは日本語版しか含まれていないが、英語版を使うこともできる(はず。少なくともライセンス認証はできる。)

まず、National Instrumentsのアカウントを作成し、自分が持っているバージョンのLabViewをダウンロードする。(たとえば32bit, 日本語版なら

LabVIEW 2017 (32-bit) - Japanese - Windows 10, Windows 8.1, Windows 7, Windows Server 2012 R2, Windows Server 2008 R2 - National Instruments

から評価版、もしくはNIアカウントがあれば製品版のインストーラーがダウンロードできる。)

32bit, 64bit, 日本語, 英語など種類があるので必要なものを選ぶ。32bitと64bitは共存可能で。

インストーラーは素直に進めれば良い。途中でシリアル番号が聞かれるので、パッケージに書いてあるシリアル番号を入れる。

シリアル通信をする場合

NI-VISAというドライバを別途インストールする。

LabView 2017の場合NI-VISA 17.xが対応。18.xも対応している。

ただし、LabView 2018はNI-VISA 18.xが必須

ちなみに

  • 研究目的での使用は不可なので、純粋に自分で遊ぶためだけにしか使えない。
  • FrontpanelとBlock diagramの右下にStudent Editionという透かしが入る
  • 研究室などでNIのアカウントを持っていたらStudent Editionと紐付けるアカウントとは別にした方が良いかもしれない。自分は同じにしてしまって、ごっちゃになってしまった。